2023年3月5日(日)、『上勝阿波晩茶プロジェクト』第3回フューチャーセッションを実施しました。
今回はみんなで上勝に行きました。雲ひとつない快晴、最高のお天気!
上勝は徳島市内中心部から車で約1時間、意外と近いんです。
と、せっかくなので上勝の絶景スポットを少しご紹介。
『山犬獄』
巨石群と水苔、言うならば自然の聖域。
『樫原の棚田』
日本の棚田100選に認定されています。
他にも絶景スポットがたくさんあるので、今年の春にぜひ足を運んでみてください。
と、ここからが本題。
「上勝阿波晩茶を未来につなぐためには、どうすればいいか」
を考えるため、これまで2回のフューチャーセッションを実施してきました。
限られた時間でしたが、その中でみんなが感じたこと・考えたことを共有していきます。
『上勝阿波晩茶協会』で提案中の学生さんたち
〇貴重なお茶であれば、パッケージを豪華にして売り出せばいいのでは?
〇有名企業に売り込んで、商品化してもらえばいいのでは?
〇『上勝阿波晩茶まつり』のようなイベントを年に1回ではなく2回くらい開催しては?
などなど、たくさん意見が上がります。
しかし、協会・会長の高木さんが大切なヒントをくれました。
「お客さんはもちろん大事ですが、いちばん大事にしたいのは農家さん」
徳島が誇るこのお茶は、地元の農家さんが大切に受け継いできたからこそ今も残っています。
現在、町内には晩茶農家さんが80軒弱。
人口1400人の町に80軒と聞くと「あれ、思ったより多い」と感じませんか?
しかし、この80軒の農家さんはほぼ高齢。
後継ぎがおらず、作り続けることが難しく「来年には農家さんの数が半分になっている」という可能性もあります。
これまで「どう売るか」を主に考えてくれていた学生さんたち。
改めて「上勝阿波晩茶を未来につなぐためには、どうすればいいか」について考え直すことにしました。
本来なら今回で最後のフューチャーセッションの予定でしたが、
さらにもう1回集まることになりました。
次回は、改めて考えたことをみんなで共有し
ひとつの「形」にします。
どういう「形」になるのか、次回ご紹介します!